編集後記

「房総半島の山野草」編集メモから

千葉県でも内陸部に位置する、四街道市の我が家から10分程度歩いた先からの約4キロの区間は数件の農家が点在する典型的な里山が広がっており、 そこに咲く四季折々の山野草を掲載しました又、花の少なくなる冬には房総半島の先端、白浜、館山、千倉、九十九里海岸そして犬吠崎方面にも足を伸ばしました。

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アップが強すぎる
花の時期を四季で分類すること・・
分類用語
ヨモギは今何処に・・
キク科の花の覚え方?・・
「植物図鑑」の良さ
虚偽記載
開設のご挨拶

・・は口程に物を言い!!
コツン!ズル〜ズル
暴走半島の泡フウロ

参考にした文献
畔上能力、平野隆久、いがりまさし「野に咲く花」「山に咲く花」「日本のスミレ」山と渓谷社:1996年〜1998年
夏梅睦夫「野草の名前の手帳」シンワ:1998年
前川文夫「日本野生植物図鑑」八坂書房1999年
掘勝「植物観察図鑑」保育社 平成3年
牧野富太郎「原色牧野日本植物図鑑」コンパクト版TUV 北隆館 平成10年重版
富成忠夫「春の花」山と渓谷社:昭和56年
千葉県四街道市「市立図書館」の蔵書
1999/8/11






アップが強すぎる

どうしたら野草の名前って覚えられるのだろう、小さな花を覗き込んで”めしべ”ってどれだろう ”おしべ”ってどれだろう、葉っぱの形は皆(葉っぱらしい形をしている)、花の色と咲いてる時期だけが分かる けれども、図鑑と写真を突き合わせしても、いっこうに花の名前が特定できない。
そんな初歩的な疑問から、花を”どアップ”してとりあえず写真に残し、後で図鑑を見ながら名前を覚えよう、そんな 発想でHPをスタートしました。
米粒大の花も拡大すると”ラン”のような美しい視界が見えてきました。しかし・・
山野草の輪郭が見えない、その地のその場の雰囲気が写ってない。 そんな訳で、山野草全体の輪郭や周囲の風景を載せたいと思ってます。
(意外にも花からその名前を割り出す図鑑って少ないんですね:”山渓”のが見易いよ)


花の時期を四季で分類すること・・

植物図鑑を見る頻度が多くなるにつれて、”花期4月〜10月”って表記が気になる、その花は”春の花”なのか”夏の花”なのか”秋の花” か分からなくなってしまう事があります。
或る年の11月千葉県白浜町で撮った数枚の写真が図鑑に載っていない。”秋の山野草”には載ってないが ”春、夏の山野草”の花に極めて似た花でした。
(私のような、初心者には”秋に咲いている花”を”春の花図鑑”から発見すると名前を決め兼ねて悩むのではないでしょうか) 撮影日/場所第一主義で掲載します
→翌年の11月に同場所に行きましたが花は咲いていませんでした。(”キキョウ”って初冬に咲く事ってあるのでしょうか・・)




分類用語

その花の特徴、類似品種の見分け方など”分類する為の専門用語”が意外に多く、私自身理解していないのですが、近々用語説明を掲載予定です。(被子植物、裸子植物の定義等、忘れてしまった)
屋外観察図鑑A「しょくぶつ」旺文社・・が分かりやすい(中学の生物の参考書はメチャ難しい・・私は何勉強してたんだろう)
(その後、記述内容を分かり易く工夫する事で、特にページを新設する事は中止にしました)



ヨモギは今何処に・・

春先に、柔らかい芽を出すあのヨモギも秋口には、原形を留めぬ程に大きく成長してとても、あの春先の柔らかさは無くなってしまいます。 これを”餅にして食べた”とは、誰も想像できなくなってしまいます。同じ植物でも四季の姿が追跡できたら掲載したいと思ってます。
春先のヨモギは1種類なのに秋口のヨモギ一族は何種類あるんでしょうか (芽が出る頃、花が咲く頃、実が成る姿、等)

(その後、かなり無理な事が分かりました・・それは、花で名前を識別できるが芽や葉で名前を特定するのは困難なようです・・・マーキングでもしないと→努力目標って事にします)


キク科の花の覚え方?・・

キク科の花は覚えにくい、”春のタンポポ”から”秋のあざみ”まで、広範囲で多岐に渡った品種があり、春、夏、秋、そして真冬にも、咲いている。
今まで、名前の特定がむつかしい品種は避けて、写真を撮っていたのだが最近”覚えよう”と思うようになった、そこでキク科と思われる黄色い花の葉の形葉の付きかた 花枝の別れ形、花びらの数(1桁か2桁でも20枚以下とそれ以上)・・撮りながらメモったがやっぱり図鑑の中でドウドウ廻りで、名前が特定できない。 (はっきり言って深刻に考えると神経衰弱になります)


「植物図鑑」の良さ


HP開設当初、参考にする辞典は山野草写真集が圧倒的に多かった、それは撮って来た山野草と図鑑に描かれた絵が上手くつながらなかったからです。
しかし最近は植物図鑑を見る頻度がかなり多くなった、これは図鑑を見慣れて来た事の他に掲載されている絵の情報量の多さも一因と思われる、
特に写真等でその植物全体の特徴を表現するのは”植木鉢等で育成した野草でないと表現は不可能に近い”つまり根上葉の形から茎の相対的な長さバランス、 葉の付きかたなど一枚の絵で表現されている、又花の形やメシベ、オシベなど形が特徴的な描かれ方をしている。 写真でこれらを網羅するにはかなりの枚数を必要とする。

野草に興味のある人は山野草の写真集を1冊や2冊お持ちの方も多いと想像している、図鑑を追いかけた小学校、中学校の頃を思い出して 再度図鑑を見直すと当時とは又別の驚きが沸いてくるのではないでしょうか。
(図鑑に描かれた絵非常に特徴を上手く捕らえております、写真を撮る時大いに参考になります)

最近、少し高価だが図鑑を購入する事にしました(2〜3年で使えなくなるパソコンのライフサイクルを考えると植物図鑑は遥かに経済的でです)

2000/8/31





虚偽記載


当初、撮影場所はXX市XX地区と表記しておりました、それは具体的に表記する事で(”本当に咲いていたヨ”を説明するつもりだったのです)ガ、しかし掲載する植物が増えるに連れて珍しい植物も掲載できるようになりました。
果たしてXX市XX地区まで表記する事の意味があるだろうか。(想像ですが:HP訪問者にとって訪問者が住む町と対比して、房総地方ではXX月XX日頃花が咲いているんダ!・・と見る人が多いのでは?)つまり、ピンポイントとしての撮影地表記はそれ程意味を持たないそれよりも撮影日付の方が重要と思い撮影地を”XX市”又は”XX町”と表記する事にしました。

”山野草の盗掘”が問題となる昨今、掲載する側の責任としてこれらの現象に対して留意する必要があると思っております。
従って我がHP掲載の写真の内で数点については意図的に撮影地を変えて標記しております。(このような理由を善良なHP訪問者にご理解頂きたいと思っております)但し富士山で撮った写真を撮影地”千葉県XX市”等と常識を逸脱した表記はしておりません(撮影場所から概ね10〜20km程度の周辺地域名で表記しております)

クマガイソウ、エビネ等と盗掘問題について数人の方からメイル(善意の)を頂き有難うございました。
(上記植物は盗掘される事も無く、今年も咲いておりました)

2001/4/29





開設のご挨拶


友人のインターネットサーバーで山野草写真集を構築して約2年が経過いたしましたが、今回引越して来ました。 今までエリア無制限に甘えて結局600件/250MBのデータを登録致しましたが、新規開設して エリア制限10MBで何が表現出来るか(沢山掲載したいし・・画質は落したくないし・・・)

結局、該当月撮影したデータを定期的に差し替えする事にしました(SQLを使わないで大量のデータ掲載は無理がありそうですネ) 登録済みのデータ全てを掲載するには単純に計算すると4〜5年かかりそうです(随時10件〜15件程度コツコツ差し替えして行くツモリです)。
・我”房総地方”の散策をお楽しみください

引越しに合わせて”新・”を頭に付けての再出発で〜ス!、
野草散歩に視点を置いたHPで植物の名前は編者が”<<若葉マーク>>”です。図鑑のような学問的記述は控えており学習等の参考にする場合、図鑑等で再確認をお願いします。

2000/12/31



写真は・・口程に物を言い!


当初、フイルムスキャナー画像でHPを開設しておりましたが、99年4月からデジタルカメラ写真に全取り替えして、約1年が経過いたしました。 画像データが800×600ピクセルでは現状のインターネット環境では若干重いのですが、時代の進化と共に通信速度も徐々に改善されると思っております。

自分の首を絞めるシステムを作ってしまいました
月別に画像を差し替えするには辛い物があります(0件にはしたくないのです)、特に冬1月〜2月は止めようと思いました。 全く花が咲いていないんです、苦し紛れに”スズメノカタビラ”まで入れてしまいました、しかし一年が経過したんで少し楽ができるとホットしてます。
振り返ると”スズメノカタビラ”のような身近な野草や雑草が”房総半島の山野草”のコンセプトだったんです、目新しい花ばかり追いかけていたような反省頻りです。

・1024×768ドットのパソコンが基準です
検索する側の画面サイズを1024×768ドットを基準に考えましたが一年経過した今ではノート型でも同スペックが一般的に なりました、数年後にはデスクトップタイプは2000ドット台に移行するかもしれません。画像データの大型サイズへの移行は(その時考えヨ!)と思ってますが 電子デバイスの進化は”データを積上げする人”泣かせです。

・写真は口程に物を言い
写真のコメント行には苦労してます、学問に裏打ちされたコメントでは無いので、あまり断定的な文章(図鑑のような)は書けないし。 せめてその山野草が咲いていた場所の雰囲気を伝えられたら、野山を駆け巡った幼い頃を連想するようなローアングルなコメントにしたいと思ってます。・・がそれが又、難しい。

(何も書かないのが一番良い:友人談・・クッソー!)

2000/4/1







コツン!ズル〜ズル


「房総半島の山野草」はその内容から,パソコンを始めて間もないとか、キーボードを恐る恐る触っている、お父さん、お母さんも訪問するのが多いのではと想像しているので、コンピュータの専門用語はなるべく簡単な言葉に言い換えるようにしています。
ある時、TVで”お父さんのパソコン教室”風景が写し出されていた、先生が”コツン、ズル〜ズル”なる不可思議な言葉で”ドラッグ&ドロップ”を説明しておりました。
一旦覚えてしまえば何でもない言葉も、始めは言葉の意味を思い出しながらの操作では自ずから慎重になってしまいます。
特にマニュアルにはカナ言葉が氾濫しており其々の意味がゴチャゴチャになってしまう場合があります。
マウスのクリックを”コツン!”等と表記しています、決しておふざけのつもりはないのです。これからも簡単な表現に言い換えるように心掛けたいと思ってます。 その外、スライドショーを”写真自動切替え”やサムネイル表示を”縮小写真表示”等と記述しました又、画面の階層構成も極力浅い階層を心掛けたつもりです。(迷うとすぐコンセントを外す・・大昔から”お父さん、お母さん”が大昔から良くやる家電製品の裏技なんです)
(人差し指一本で恐る恐るキーボードを叩くお母さんの心意気も大切にしたいと思っております)

しかし、”マウスでクリック””ねずみの頭をコツン!”等と高級翻訳ソフト並みの表現にすると度が過ぎ、お化け映画の世界になってしまうので節度は心得るつもりです。

2000/5/31





暴走半島の泡フウロ


4月2日ひさしぶりに九十九里海岸にドライブした、車で約1時間程度と丁度良い距離であり、夏場の雑踏もなく落着いて散策ができる。そんな海岸の雑草地帯を歩いていると、まだHPに掲載してない赤い花を発見 、アップや俯瞰ポーズなど数コマを撮りました。
帰宅して図鑑で調査したら”図鑑に載ってない!”(幾つかの図鑑を比較してどうやら”フウロソウ”の仲間らしい)との当たりを付ける処まで追いつめた、そしてフウロ草は”XXフウロ”と発見された地名を冠にする学名が多い事も分かりました。
早速”フウロソウ”で仮登録して「千葉県立博物館」の天野誠博士にメイルを出す事にした。
もしも新種だったら”房州フウロ”、”房総フウロ”、”千葉フウロ”、”南総フウロ”いろいろ名前を考えましたが結局”安房フウロ”に内心、決めました。んガ・・・・待てよ!,この場合博士に名付け親になって貰うのが最も良い方法かな?、”私のようなド素人”よりも絶対良いそれに最初に新種と確認したのは博士なのだから。
博士からの返事メイルが来るのをウキウキ!、ワクワク!一日千秋の思いで待ちました。

しかし、返事は期待した結果ではなかった地中海原産の”ジャコウオランダフウロ”と舌を噛みそうな名前の花だったのです。結局”房総半島の安房フウロ”は、私の一人ヨガリな暴走と消えた話となってしまいました。

・・・しかしこんな波打ち際になんで花が咲いているのだろうか・・・

(この”ジャコウオランダフウロ”発見した日が4月2日で良かったと思っている、一日前のエプリルフールに発見していたら、もっと複雑骨折した話になっていたかも知れない)

2000/4/15


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掲載内容の著作権について

”房総半島の山野草”をアクセスした個人が非営利な目的で本人のパソコン用壁紙に使用したりメイル添付用イメージカードで使用する場合に限りフリーとして著作権は及ばない事とします。 (一部提供頂いた写真も掲載しておりますが撮影者が著作権者です)

包括的な責任者はgreen:(略称名)です、そちら迄ご相談願います。


LINKを張る場合は連絡は不要です(でも〜、後で教えてください・・私も訪問させて頂きたい!ノデ)


2000/11/5

利用頂いた・・・HP、出版物等

出版物
「古典園芸の世界」 (2004/1/10)日本伝統園芸協会
ホームページ
「北海道外来種データベース」 北海道環境生活部環境室自然環境課野生生物室 特定生物グループ


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